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2024.07.27

大暑

暑さが最も厳しくなる頃、二十四節気の一つ「大暑」です。

2024年の大暑は7月22日。期間でいうと7月22日~8月6日です。

二十四節気では「大暑」の前は暑さがだんだん増してくる「小暑」、大暑の次は暦の上で秋となる「立秋」です。

大暑は、「暑中」にあたります。小暑と大暑の期間(7月7日頃から8月6日頃までのおよそ30日間)を「暑中」と呼び、暑さをいたわる手紙を出す習わしがあります。暑中見舞いです。とはいえ、7月上旬や梅雨の時期はそぐはないので梅雨明け後に出すようになりました。

二十四節気をさらに3つに分けた七十二侯は、次のように移り変わります。


※桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)7/22頃~

桐の花が実を結び始める頃。桐は4月から5月に薄紫色の花が咲きます。花が終わると実がなりはじめます。この実がなるころが「桐始結花」です。桐は下駄や箪笥の材料として大切にされてきました。500円硬貨の表に描かれているのが、桐の花です。


※土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)7/27頃~

土がじっとり蒸し暑くなる時期。熱気がまとわりつく、蒸し暑い頃。蒸し暑いことを「溽暑」といいます。草木は太陽の日差しを浴び、葉を茂らせその緑をますます濃くしていきます。「ジリジリジリ…」とアブラゼミが鳴き、本当に煮えそうなぐらい暑い日が続きます。


※大雨時行(たいうときどきふる)8/2頃~

夏の雨が激しく降る頃。夏を象徴するかのような入道雲がむくむくと青空に広がると、夕立になり、乾いた大地を潤してくれます。大粒の雨は「鉄砲雨」、滝のようなすざましい雨は「滝落し」と呼びますが、最近でニュースでよく耳にするのは、「ゲリラ豪雨」ですね。ゲリラ豪雨による災害も多くなり、心配ですね。



夏の土用(土用の丑の日)は大暑と重なります。

土用の丑の日は、夏の土用にめぐってくる丑の日をいいます。夏の土用は立秋前の役18日間なので、立秋前の節気である大暑と重なります。

土用の丑の日にうなぎを食べるようになったのは、江戸時代に平賀源内がつくった『うなぎ屋の広告』がきっかけという説があります。

あるうなぎ屋に、夏にうなぎが売れないことを相談された源内は、「本日丑の日」と書いた紙を店先に貼るようにすすめました。丑の日をキャッチコピーにしたのは「丑の日に『う』の付くものを食べると夏負けしない」という風習をうまく利用しようとしたと考えられます。

そのほかにも、土用餅、土用卵、土用しじみを食べ養生する習わしがあります。

最も熱い頃なので、暑気払いをするのにも最適の時期です。
また、風鈴、すだれ、よしず、金魚鉢など、五感で感じる夏の涼を取り入れるのも一興でしょう。
浴衣を着て花火大会などいかかでしょうか。

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