045-263-887

営業時間:10:00~17:00/定休日:水曜日

045-263-887

お問い合わせ

BLOG

2024.04.20

「家具との出会いの場は自治体にも」~SOLD OUTになる前に

春は新生活がはじまる季節ですね。転居など新生活のスタートを機に新たに家具を購入してそれまでの家具を処分されたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。あるいは、梅雨や夏の暑くなる前にとこれからお部屋の模様替えをとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

皆さまは家具類をいつもどちらでお買い求めでしょうか。近年はネットショップで購入する方も増えていますが、家具の中には一点物や生産数が少ないものも数多くあり、また、実際の色合いやサイズを体感で確かめるために、希望に合う家具との出会いを求めて大型店を中心に実店舗をあちらこちらと見て回る方も少なくありません。

思い描いていた理想にドンピシャな家具を見つけられたら、気分もアップして新しい日常を手に入れられそうです。考えただけでもわくわくしてきませんか。

ところで、一部の自治体では家具の販売を行っていることがあるのをご存じでしょうか。勘の良い方はもうお気づきかもしれませんが、そうした自治体が販売している家具の多くは、元は粗大ごみです。

●「〇〇市リサイクルセンター」や「〇〇市リユース工房」

近年、自治体への粗大ごみの回収依頼は増える一方だそうです。そうした家具のなかには(引越しなど暮らしの変化で)不要になったものの、キズひとつなくきれいな状態のものや少しの修理でまだまだ十分に使える家具も多くあります。

粗大ごみの多くは小さく砕かれ、鉄などが回収された後に、燃やされたり、埋め立てられたりします。しかし、それには多大な費用がかかります。そこで、一部の自治体ではリユース可能なタンスなどの家具の再販売を地域の団体や民間事業者などともタイアップして進めています。

家具の他に自転車や電化製品・健康器具などもありますが、再利用される件数が多いのは家具類のようです。シルバー人材センターなどの力を借りてきれいに修理・手入れをされた再生家具は、元は粗大ごみだったとは思えないクオリティの高さだと購入者の間でも好評だといいます。

自治体にとってはこれが新たな収入源となり、粗大ごみをはじめごみの収集処分費用にあてることができます。その上、埋め立てや焼却していた粗大ごみを再生・再利用することは、現在世界的に求められている自然に負荷をかけない環境に優しい循環型社会への第一歩でもあります。予算と地球環境の両面で役に立つ一石二鳥の取組みなのです。

●「SOLD OUT」になってしまう前に

自治体のなかには、そうした再生家具をフリマアプリに出品するところや、フリマアプリ運営会社と提携して販売する自治体もでてきているようです。元は粗大ごみであることを明記しての出品ですが、すぐに「SOLD OUT」になってしまうことも少なくないといいます。

気候がよくなるこれからの季節はお部屋の模様替えをする絶好の時期でもあります。リサイクルセンターやリユース工房などの名称で粗大ゴミのリサイクルを推進している自治体がもしお近くにございましたら、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。元は粗大ごみだったとは思えない思いがけない掘り出し物、たとえば、いまはもう生産されていない希少な家具や年代物の家具との奇跡の出会いが待っているかもしれません。

pagetop
045-263-8870 LINEで相談